片づけたいのに、なぜか決められない。
「高かったから」
「まだ使えるから」
「いつか使うかも」
「売れるかもしれない」
「誰かが使うかも」
「思い出があるから」
「手放したあとに後悔しそうだから」
そんな気持ちが出てきて、片づけの手が止まることはありませんか?
私は、片づけの判断を止めやすいこうした気持ちを「片づけ感情住民」と呼んでいます。
感情住民は、追い出すものではありません。
まずは、
「今、私は何を感じているんだろう?」
と気づくこと。
その気持ちを受け止めたうえで、最後は自分で答えを出す。
その小さな積み重ねが、私のいう「判断筋トレ」です。
片づけ感情住民とは?
「もったいないから手放せない」
ひとことで言えば同じように見えても、その中身は人によって違います。
高かったから手放せない人もいれば、まだ使えるから手放せない人もいます。
いつか使うかもしれない。
売れるかもしれない。
誰かが使ってくれるかもしれない。
思い出を失いたくなかったり、手放したあとに後悔するのが怖かったりすることもあります。
同じ「手放せない」でも、判断を止めている理由はそれぞれ違います。
そこで私は、「もったいない」の中にある感情を分けて、7人の片づけ感情住民としてキャラクターにしました。
片づけ感情住民7タイプ一覧
1.まだつかえる代さん
「まだ使えるのに」
まだ使える代さんは、壊れていないことが気になって、今の自分に必要かどうかを決めにくくなるタイプです。
こんな時に出てきやすいです。
・使っていないけれど壊れていない
・使えるものを手放すのが苦手
・ものを粗末にしたくない
▶まだつかえる代さんを詳しく見る
2.いつかマチコちゃん
「いつか使うかもしれない」
いつかマチコちゃんは、未来で必要になる可能性が気になって、今日の判断を先送りしやすいタイプです。
こんな時に出てきやすいです。
・何年も使っていないものを残している
・また必要になる気がする
・未来の自分が困るのが不安
▶いつかマチコちゃんを詳しく見る
3.高かっ太郎くん
「これ、高かったんだよな」
高かっ太郎くんは、買った時の金額が気になって、今の自分に必要かどうかを決めにくくなるタイプです。
こんな時に出てきやすいです。
・高価だったものを手放しにくい
・元を取れていない気がする
・買った時の金額が判断基準になりやすい
▶高かっ太郎くんを詳しく見る
4.売りたし夢みる子ちゃん
「これ、売れるかも」
売りたし夢みる子ちゃんは、売れる可能性や価格が気になって、「売るつもり」のまま判断が止まりやすいタイプです。
こんな時に出てきやすいです。
・売るつもりのものがたまっている
・相場を調べ続けてしまう
・もっと高く売れるかもと思う
▶売りたし夢みる子ちゃんを詳しく見る
5.だれかまつのんちゃん
「誰か使う人、いるかも」
だれかまつのんちゃんは、自分では使わなくても、必要な誰かに使ってもらいたいという気持ちから判断が止まりやすいタイプです。
こんな時に出てきやすいです。
・誰かに譲れそうで手放せない
・欲しい人が現れるまで待っている
・必要な人につなぎたいと思う
▶だれかまつのんちゃんを詳しく見る
6.思い出まもる君
「これを見ると、あの時を思い出す」
思い出まもる君は、ものを手放すことと、そこに重なった思い出を失うことが結びつきやすいタイプです。
こんな時に出てきやすいです。
・大切な人からもらったものがある
・記念品を手放しにくい
・昔の自分とのつながりを残したい
▶思い出まもる君を詳しく見る
7.後悔もち子ちゃん
「あとで後悔したらどうしよう」
後悔もち子ちゃんは、手放したあとの後悔を想像してしまい、今の判断が怖くなりやすいタイプです。
こんな時に出てきやすいです。
・取り返せないことが不安
・同じものを何度も見直している
・決めたあとに自分を責めそう
▶後悔もち子ちゃんを詳しく見る
あなたの中には、何人いてもいい
感情住民は、1人だけとは限りません。
「高かったし、まだ使えるし、売れるかもしれない。それに、手放して後悔するのも嫌だな」
そんなふうに、ひとつのものを前にして何人もの住民が同時に出てくることもあります。
大切なのは、
「私は今、どの気持ちで判断が止まっているんだろう?」
と気づくことです。
止まっている理由が分かると、次に何を考えればいいのかも少しずつ見えやすくなりますよ。
感情住民に気づくことが「判断筋トレ」の始まり
感情住民は、片づけの邪魔者ではありません。
「大切にしたい」
「損したくない」
「無駄にしたくない」
「後悔したくない」
そんな、自分が大事にしている気持ちを教えてくれる存在でもあります。
だから、まずは否定せずに、
「私は今、そう思っているんだね」
と気づくこと。
そのうえで、
残す
使う
売る
譲る
リサイクルする
保留する
どの出口を選ぶのかは、最後は自分で決めます。
私は、この小さな判断を積み重ねて、自分で選ぶ力を育てていくことを「判断筋トレ」と呼んでいます。
判断を繰り返していくうちに、少しずつ
「私はこれでいい」
と思える答えを出しやすくなっていきます。
自分の感情住民を知りたい方へ
「私は、どの感情住民が出やすいんだろう?」
そう思った方へ、簡単な「感情住民診断」を作りました。
5つの質問に答えながら、自分がどんな気持ちで片づけの判断を止めやすいのかを見つけてみてください。
5問・約1分でチェック
感情を整理しながら考えたい方へ
自分の中にいる感情住民を書き出して整理できる「感情住民シート」も用意しています。
頭の中だけで考えていると、
「高かったし……」
「でも使ってないし……」
「売れるかもしれないし……」
と、いろいろな気持ちが混ざってしまうことがあります。
いったん書き出してみると、自分がどこで迷っているのかを客観的に見やすくなります。
感情に気づいて、自分で判断する練習をしてみたい方は、こちらから受け取ってください。
無料で受け取れます
7つの「止まり方」をもっと深く知りたい方へ
「まだ使える」
「いつか使う」
「高かった」
「売れるかも」
「誰か」
「思い出」
「後悔」
なぜ、この7つの気持ちは片づけの判断を止めやすいのでしょうか。
7つの違いや、その奥にある考え方をさらに詳しく知りたい方へ、7タイプをまとめて深掘りしたnote記事もあります。
自分がどこで止まりやすいのかを知り、そこからどう判断していけばいいのかを整理したい方は、こちらも参考にしてみてください。
7タイプをもう少し深く知りたい方へ
まとめ
片づけは、ただものを捨てることではありません。
まず、自分が何を感じているのかに気づく。
その気持ちを否定せずに受け止める。
そのうえで、
「私は、どうしたい?」
と考えて、最後は自分で答えを出す。
感情住民は、その判断をするために、自分の中にある気持ちを見つけやすくしてくれる存在です。
あなたの中には、今どの住民がいますか?
まずは、そこに気づくことから始めてみてください。
