帰宅したあと、使ったカバンをそのまま置いていませんか?
毎日使うカバンには、財布や鍵などいつも持ち歩くものだけでなく、レシートや使い終わったティッシュ、その日だけ必要だったものなどが少しずつ残りがちです。
そのまま翌朝を迎えると、「あれ、どこに入れたっけ?」「今日必要なもの、ちゃんと入れたかな?」と、出かける直前になって探したり確認したりすることも。
そこでおすすめしたいのが、帰宅後にカバンの中を一度リセットして、そのまま翌日の準備までしてしまうことです。
最初は5分以上かかっても大丈夫。毎日の習慣になれば判断するものも減って、短い時間で終わらせやすくなります。
この記事では、カバンの整理を4つのステップに分けて紹介します。
帰宅後にカバンを整理すると、翌朝が楽になる
帰宅後にカバンを整理する目的は、単にカバンの中をきれいにすることではありません。
その日使ったものを一度リセットして、翌日に必要なものを準備しておく。
ここまでを帰宅後に済ませておけば、朝になってから探す、入れ替える、確認するといった作業を減らせます。
「持ってくるの忘れた!」という忘れ物を減らすことにもつながります。
私は片づけを、散らかって困ってからする「後処理作業」だけではなく、未来の自分を少し楽にするための「前倒し作業」にできると考えています。
夜の数分でカバンを整えておく。
それだけでも、忙しい翌朝の自分を助けることができますよ。
カバン整理は4ステップだけ

カバンの整理でやることは、大きく分けて4つだけです。
最初から細かく分類したり、きれいな収納方法を考えたりする必要はありません。
まずは「スペースを確保→全部出す→分ける→戻す」という流れを覚えてしまいましょう。
① カバンの中身を出すスペースを確保する
最初に、カバンの中身を全部出せる場所を作ります。
何も置いていないテーブルや机の上など、出したものを一度に見渡せる場所が理想です。
広いスペースを用意する必要はありません。
カバン一つ分の中身を広げられる場所があれば十分です。
② カバンの中身を全部出す
場所を確保したら、カバンの中身を一度全部出します。
カバン整理は「全出し」が基本です。
中に入れたまま一つずつ確認すると、底やポケットに入っているものを見落としやすくなります。
一度全部出して、何が入っていたのか見える状態にしましょう。
内ポケットや外ポケットも忘れずに確認します。
全部出してみると、
「このレシート、いつから入ってた?」
「これ、今日持っていく必要なかったな」
というものが出てくるかもしれません。
あなたのカバンには、何が入っているでしょうか?
③ 「明日必要・収納へ戻す・ゴミ」の3つに分ける
全部出したら、一つずつ手に取って3つに分けます。
① 明日も必要なもの
翌日も持っていくもの。
② 収納に戻すもの
今日だけ必要だったものや、家で保管しておくもの。
③ ゴミとして処分するもの
不用なレシートや使い終わったティッシュなど、すでに役目を終えたもの。
最初から細かく分類しなくても大丈夫です。
迷ったら、
「これは明日も必要?」
「家の定位置に戻す?」
「もう役目は終わった?」
この3つを順番に考えてみてください。
選択肢を3つに絞ることで、一つずつ判断しやすくなりますよ。
④ それぞれの場所へ戻す
3つに分けたら、それぞれの行き先へ戻します。
明日も必要なものは、カバンへ
家で保管するものは、それぞれの定位置へ
ゴミは、その場で処分します。
これで、
「今日使ったカバンを片づける」
+
「明日のカバンを準備する」
が一度に完了します。
翌朝は、準備したカバンを持って出かけるだけ。
夜に少しだけ前倒ししておくことで、朝にやることを一つ減らせます。
最初から5分でできなくても大丈夫
「5分でできるカバン整理」と聞いて、5分以内に全部終わらせなければいけないと思わなくて大丈夫です。
初めてカバンを全出しすると、長い間入れっぱなしになっていたものが出てきたり、「これはどうしよう?」と迷ったりして、思った以上に時間がかかることもあります。
でも、一度リセットしたカバンを毎日見直すようになると、余計なものがたまりにくくなります。
毎日持ち歩くものもある程度決まってくるので、毎回たくさんのものを判断する必要もなくなってきますよ。
そうすると、
「これは明日も使う」
「これは家に戻す」
「これは捨てる」
と、短い時間で決められるようになります。
最初から5分で終わらせることが目的ではありません。
5分で終わらなかった=失敗ではないんです。
続けていくうちに、結果として短時間でリセットできるようになれば十分です。
カバン整理を毎日続けやすくする3つのコツ
カバン整理は毎日の習慣にすることで、次の日の朝にゆとりが出来たり、忘れ物をすることが減っていくとはいえ習慣にすぐになるわけではありません。
継続するために3つのコツを知っておくといいですよ。
帰宅後の行動とセットにする
「時間ができたらカバンを整理しよう」と思っていると、ついつい後回しになってしまいます。
そこでおすすめなのが、すでに毎日している「帰宅」という行動とセットにすること。
帰宅
↓
カバンを置く
↓
中身を全部出す
↓
3つに分ける
↓
それぞれ戻す
↓
翌日の準備完了
ここまでを一連の流れにしてしまいます。
「片づける時間を作る」のではなく、帰宅後の動線の中にカバン整理を組み込んでしまうのがポイントです。
カバンの中にも定位置を作る
財布や鍵、ハンカチ、ポーチなど、いつも持ち歩くものは入れる場所をある程度決めておくと、戻す作業も楽になります。
「財布はここ」「鍵はこのポケット」と定位置が決まっていれば、毎回どこに入れるか考える必要がありません。
そして使う時にも、「どこに入れた?」と探す時間を減らせます。
【ここに実際のカバンの中・定位置が分かる写真】
毎回考えなくてもできることを増やしておくと、それだけ日々の小さな判断を減らすことができます。
全部できない日は一つだけでもいい
疲れて帰ってきた日まで、「カバンの中身を全部出さなきゃ」と頑張る必要はありません。
そんな日は、カバンから一つだけ取り出してみてください。
「明日も必要?」
「収納に戻す?」
「もういらない?」
この3つから一つ選んで、自分で決める。
⇒ それが判断筋トレ
ゼロか100かではなく、今日は一つだけでもいい。
その一判断を積み重ねていくことの方が、長く続けるためには大切です。
カバン整理で「判断筋」を鍛える
カバン整理というと、カバンの中をきれいにするための整理整頓だと思うかもしれません。
でも実際にやっていることを細かく見てみると、一つひとつのものに対して、
「これは明日も必要?」
「これは家に戻す?」
「これはもういらない?」
と判断しています。
つまり、カバンの中身を整理するたびに、自分に必要なものを選ぶ練習をしているんです。
私は、この判断する力を「判断筋(はんだんきん)」と呼んでいます。
いきなり家中を片づけようとすると、判断しなければならないものが多すぎて疲れてしまいます。
クローゼットいっぱいの洋服を前にして何十着、何百着と判断するより、まずは毎日使う小さなカバンから。
一つ手に取って、一つ決める。
その繰り返しが、少しずつ自分で選ぶ力を育ててくれます。
もっと小さな場所から始めたいなら「お財布整理」もおすすめ
「カバンを全部出すのも、今の私にはちょっと大変そう」
そんな方は、さらに小さなお財布から始めてみるのもおすすめです。
お財布なら範囲が小さく、中に入っているものも限られているので、「全部出す→判断する→必要なものを戻す」という片づけの流れを短時間で体験できますよ。
お財布ができたら、次はカバンへ。
一度に大きな場所へ挑戦するのではなく、自分ができそうな小さな場所から少しずつ範囲を広げてみてください。
まとめ|今夜、カバンを一度開けてみよう
帰宅後のカバン整理でやることは、4つだけです。
① 中身を出す場所を作る
② カバンの中身を全部出す
③ 「明日必要・収納へ戻す・ゴミ」の3つに分ける
④ それぞれの場所へ戻す
これで、今日使ったカバンのリセットと翌日の準備が一緒にできます。
最初から5分で終わらなくても、毎日完璧にできなくても大丈夫。
まずは今日、帰宅したらカバンを一度開けてみてください。
そして一つだけ手に取って、
「これは明日も必要?」
と考えてみる。
今日の数分の片づけが、明日の自分を少し楽にしてくれますよ。

